近況①


最近は、精神的には、健やかな暮らしを送れている気がする。

最近行ったアレヤコレヤを端的に。

4月
Computer Magic の東京公演@渋谷WWW
幾何学的、近未来的な映像の数々が良かった。
機材トラブルと、会場の音響に、うーん、と思ったことが何回かあったが、Danzieタンが可愛かったので許す。シンセの音と、メロディーと、歌声と、シンプルながらに計算されたリズムが好きだ。

Pelican Fanclub のワンマン@下北沢シェルター
東京の若手バンドの中では今一番格好良い音楽をやっていると思う。ステージに置かれた10個ほどのアナログテレビから映し出される映像が素敵だった。ギターのクルマダ君は同郷出身であったり、ライブハウス吉祥寺WARPでお世話になっていたりすることもあり、全国を股にかけて大いに活躍してほしい。

Paul McCartney の東京ドーム公演
2日間行った。ほぼ同じセットリストでも、2日間とも大いに感動。何度観に行っても、同じレベルの感動を抱くんだろうな。

5月
映画「セッション」
天才らしいが童貞臭に満ちた若手ジャズドラマーと、戦時中の鬼軍曹を思わせる教官との葛藤を描いた作品。宣伝だと師弟愛に溢れる映画なのかと思ったら、そんな言葉では片付けられない精神的、技術的闘争が繰り広げられていた。。。という先入観の裏切りっぷりは、「巨人の星」に通じるものがあった。

ヤオコー川越美術館
埼玉のモンスターマーケット、ヤオコーが経営する美術館であり、三栖右嗣という画家の作品の記念館。
生命力溢れるというよりは、人や自然の生き様がありのままに、力強く描かれた作品が多かった。

まどろみレコーズ企画「針と栞vol.2」@吉祥寺WARP
初めて観たUkiyo Girl、mantle brothers、カングルワングル、観るのは2回目のool、3ピースでは初めて観るSUEZEN、どのバンドも、楽曲が力強く、トラブルすらも味のある表現に変えてしまう良いライブをしていた。mantle brothersはフジロックに合いそうだし、カングルワングルはBAYCAMPみたいな深夜の野外フェスに合いそうな、深くてノレる音楽だと思った。3ピースのSUEZENの新曲も良かった。音源が早く聴きたいぞー。
会場には演者オススメの古本が販売されており、タイトルに惹かれた3冊を購入。好きな方々のオススメというのは、ミーハー地味た私にとって興味を唆られるものだ。
なんとも素晴らしく酔ってしまい、演者の方々と楽しく打ち上がったあと、ドブネズミの屍体のようになってネカフェで寝た。

退屈感、空虚感に苛まれて後ろ向きになりがちな自分であるが、こうしてみると1〜2週に1回は何かしら姿勢が伴えば良質なインプットの機会に脚を運べている点では、そんなに些細な事で卑屈になる必要ないんだよな。
という、当たり前のことを書き記さねば修正していけないタイプの人間性だと自己診断している。
恥を忍んで、という概念を、カンナ削りのように薄く薄く削ぎ落とす作業のようなことを、もっと面白く出来たら良い。