日曜日寄りの死者2

ライブが14時ぐらいに終わった後、一旦荷物を置きに帰宅して、報せを見て以前から行こうとは思っていたTwitterのフォロワーお二方の展示会を観に行った。

  • 彩春 日本画九人展@アートスペースユーメリア
フォロワーの山口祐さん始めとする若き画家の方達の展示会。
展示会自体は今日の17時までだったので、ギリギリ滑り込みだった。
絵画については全くの不得手故、何となく和の雰囲気が漂うのは分かるけど、日本画と洋画の違いって何なんだろうな、と思いながら恐る恐る見てた所を、会場に顔を出した山口さんに、色々と解説していただいた。山口さんとは昨年夏にSUEZEN主催ライブ以来の再会。
なるほど、和紙に、岩絵の具や金箔等を駆使して塗り広げて行くのが、主な日本画の手法で、油絵や水彩画とはまた違った趣があるんですね……ふむふむ。良い勉強になりました。

山口さんのtumblerはこちら。日本画以外にも、ライブ動画の撮影、そして音楽でボーカルまでこなす、多才な方です。


  • 山城功也写真展「視翠」@DiEGO表参道
http://www.di-ego.net/topics/2268

こちらも閉館時間ギリギリに到着…
会場近くで一服されてた山城さんと数年ぶりの再会。普段からInstagram等で山城さんの植物の写真を目にする機会はあったものの、生の写真を観るのは初めてのことだった。
写真自体は全くの不得手故、こんな鮮烈な写真をどうやって撮るんだろうな、と思いながら恐る恐る見てた所を、山城さんに、色々と解説していただいた。
なるほど、フルマニュアルのカメラで撮ると、オートフォーカスとはまた違った、躍動感や立体感のある写真が撮れるんですね……ふむふむ。良い勉強になりました。

山城功也さんのHPはこちら。
自宅でなんと70種もの植物を育てて撮って、その中から選ばれた珠玉の写真展「視翠」は3/29までとのこと。
写真や植物好きな方、興味ある方には一見の価値アリアリです。

お二方とも1枚1枚作品を丁寧に解説して下さって、その作品の成り立ちを知ることが出来て、ここしばらく味わっていない、新鮮な楽しい一時を過ごせた。

詳しい感想ってのは中々上手く語れないものだけど、絵画や写真という、直感と意図とが上手く使い分けられてる静的な芸術ってのは、映画や音楽という動的な芸術とは、観る上で別の感覚や感情が働いてると感じた。
正直に言うと、展覧会なんて解せぬ者が行ってもあまりピンと来ないのではないか、という野暮な危惧があったけど、自分から脚を運んだ時点でそういうのは杞憂に終わって、新しい種が蒔かれたような感覚を得て、今に至る。

一念発起して(大袈裟だが本当にこの言葉が当てはまる)自分の部屋から出て、こういう静的なインプットを得た結果、あまり疲れてもいないし逆に元気になってるし…無気力堕落無感動人間は休日に家に居るのは御法度とする法律でも作った方が良い。

渋谷で和幸のとんかつを食べて、美味しんぼ読みながら帰った。